肌に合う化粧水の選び方は
肌に合う化粧水を探す時、何を意識して探しますか?
無添加やオーガニック系の化粧水、有名ブランドのモノ、ネット検索で上位に表示されているサイトが紹介している化粧水?
それともご自身の肌タイプ、敏感肌、乾燥肌、混合肌、脂性肌の化粧水に絞りますか?
何種類か絞れたら、今度は口コミがあるかチェックをする!?
現在はネットで知りたい情報はすぐ見つかりますけど、スキンケアの場合は情報量がありすぎて、時には「これは良い」と書いてあるかと思えば「これはダメ」と書いてあり、まったく真反対の説明もありで、「化粧水1本すら選べない」っていう結末になったら大変です。
おれこれと難しく考えず、単純に肌にある保湿成分に近い成分が配合されている化粧水を選べば事は済みます。
では肌に近い成分は何?
化粧水の役割から見えてくる
化粧水っていつ使いますか?
「そんなの洗顔後に使うのに決まっているじゃないですか」
と皆さん答えますよね。
なぜ化粧水が必要なのですか?
「洗顔後は肌がつっぱるから」
「化粧水をつけないと不安」
と答える方もあると思いますが、
スキンケアのことを勉強しておられる方なら
「洗顔によって保湿成分が奪われるからそれを補うため」
と的を得た答えがでることでしょう。
では洗顔で洗い流されたモノは何?
それは角質層にある天然保湿因子や細胞間脂質です。
皮脂も洗い流されますが、短時間で再生されフレッシュした方がいい保湿成分です。
肌が喜ぶ成分は洗顔で失われた成分のみ、他の成分はいらない!これが100点満点の正解です。
「天然保湿因子」と「細胞間脂質」とはどんな成分。
詳しくはこちらのページで説明していますが、簡単に説明しますと角質細胞内には天然保湿因子があり保水の役割を細胞間脂質は細胞の隙間を埋めて保水と接着剤の役割をしている保湿因子です。
天然保湿因子は、アミノ酸が40%、PCAが12%、尿素7%、ミネラル18%、乳酸塩12%、その他の成分からなっています。
※ PCA,、尿素はアミノ酸の代謝物質。
主成分のアミノ酸は、「セリン」、「グリシン」、「アラニン」、「アルギニン」ほか18種類のアミノ酸から構成されています。
細胞間脂質は、セラミドが50%、その他に遊離脂肪酸20%、コレステロールエステル15%、コレステロール10%、糖脂質5%からなっています。
主成分のセラミドは、300種以上のセラミド分子があり、色々な型を形成しています。
このような保湿因子が洗顔料によって洗い流されている訳です。
ここまで説明すればなんとく肌に合う化粧水が見えてきませんか。
18種類のアミノ酸、ミネラル、乳酸塩、セラミド、遊離脂肪酸、そしてコレステロールなどを含む化粧水です。
でもまだまだ鮮明に見えてきませんので、もっと具体的な成分をあげて見ます。
18種類のアミノ酸を含むもの、それは「シルク」です。
ミネラル、乳酸塩を含むもの、それは乳酸菌発酵液「乳清」です。
細胞間脂質に近いもの、それは「天然セラミド」です。
まずはこれらの成分が配合された化粧水を選び、あとは余計な成分、アルコールや香料などが配合されていない自然派がおすすめです。
おすすめ化粧水
18種類のアミノ酸を含むシルクとミネラル・有機酸を含む乳酸菌発酵液を配合した化粧水。
細胞間脂質に近い天然セラミド(セレブロシド)、シルクアミノ酸、乳酸菌発酵液を配合した保湿液。
更新日:2020年9月23日
文責:スキンケア化粧品の営業歴29年
シルキーズ代表 新井貴信