アミノ酸系の洗浄剤

アミノ酸系界面活性剤の優しさについて

石鹸が一番優しいと思っている方が多いのではないでしょうか。

実は意外と洗浄力が強いと言われています。

実際にSILK素肌ソープのご愛用の方なら、石鹸との違いを実感されていることと思います。

例えば、洗浄力の強さであったり、洗顔後のしっとり感であったり、洗顔している時の優しさであったりです。

アミノ酸系界面活性剤がなぜ石鹸より優しいのでしょうか?

今回は分かりやすく石鹸とアミノ酸系界面活性剤を比較しながら説明したいと思います。

界面活性剤について

界面活性剤とは、混じり合わない界面に働きをかけ混じり合うようにする物質のことを言います。

よく例えられるのが、水と油です。

コップにアブラと水を入れても分離して混ざりあうことはありませんが、界面活性剤を入れると混じり合うことができこの作用を利用することで汚れなどを落します。

分子構造図はこんな感じです。

界面活性剤の構造図(親油基・親水基)

水に馴染みやすい親水基(しんすいき)と油に馴染みやすい親油基(しんゆき)という働きを兼ね備えており、この特長を活かした3つの作用があります。

1、乳化作用

油と水が混ざり合う

混ざらない水と油を均一に混ざるようにすることができます。

これを「乳化作用」といいます。

よく飲まれる牛乳にも乳化作用が働いています。
牛乳の中には脂肪が含まれていますが、牛乳に含まれる蛋白質(アミノ酸)が乳化作用の働きをすることで分離することなく牛乳成分の均一が保たれます。

2.浸透作用

浸透しない→浸透する

水滴を一滴、落としてもなかなか浸透しません。しかし水滴の中に界面活性剤を入れると浸透していきます。

これは界面活性剤によって界面張力という力が低下したからです。

界面張力とは分子同士が引き付け合う力のことで、この力があるからこそ水滴も山のような形を維持することができるのです。

3、分散作用

界面活性剤剤の分散作用

細かい微粒子や成分(例えば化粧品に配合されている保湿成分)を液体の中で均一に分散させる役割があります。

この分散作用のお蔭で、品質を保つことができます。

例えばファンデーション、この中には粒子の細かい顔料が含まれています。

界面活性剤の分散作用が働いてこそ顔料を均等に混ぜ合わせることができるのです。

石鹸について

では石鹸を見てみましょう。

石鹸は脂肪酸などの油性成分と苛性ソーダなどのアルカリ成分を反応させて作られます。

脂肪酸+アルカリ剤
↓↓↓
石 鹸

石鹸界面活性剤の分子構造図を見ると

石鹸の構造図

石鹸もりっぱな界面活性剤であるということです。

アミノ酸系界面活性剤について

次にアミノ酸系界面活性剤について見ましょう。

アミノ酸系界面活性剤は、脂肪酸とアミノ酸を加え、アルカリ成分を反応させて作られます。

脂肪酸+アミノ酸+アルカリ剤
↓↓↓↓↓↓↓↓
アミノ酸系界面活性剤

アミノ酸系界面活性剤の分子構造図をみると

アミノ酸系界面活性剤の構造図

シルキーズのSILK素肌ソープの主要洗浄成分は、
ココイルグルタミン酸TEA
という成分名のアミノ酸系界面活性剤ですが、この成分を紐解いてみると

「ココイル」が脂肪酸

「グルタミン酸」がアミノ酸

「TEA」がアルカリ剤
(トリエタノールアミン)

つまり
脂肪酸+アミノ酸+アルカリ剤
となる訳です。

まとめ

今までの比較説明から石鹸成分にアミノ酸が加わっているのがお分かりいただけたかと思います。

【石鹸】
石鹸の構造図

【アミノ酸系界面活性剤】
アミノ酸系界面活性剤の構造図

アミノ酸は言うまでもなく、スキンケアで言えば肌に優しい保湿成分の一つです。

石鹸という安全性の中にアミノ酸が加わることで、洗浄力がマイルドになり尚且つ保湿性があがる、それがアミノ酸系界面活性剤の特長です。

但し、石鹸のようにキュキュっとしたサッパリ感のある洗い上がりを好む方には不向きかもしれません。

文責:シルキーズ 新井貴信
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