シルクアミノ酸

更新日:2021年5月11日

シルクアミノ酸の働きについて

シルク

シルク(絹)は、動物性タンパク質の繊維です。

「フィブロイン」と「セリシン」という純度の高い蛋白質、18種類のアミノ酸複合体で構成されており「アミノ酸の宝庫」と言われています。

シルクの特長はなんと言っても人の肌に近いアミノ酸成分で構成され、生態適合性に長けているところです。

このとから、衣料用繊維に留まらず、医療用の縫合糸、食品、そして化粧品用のスキンケア成分として幅広く利用されています。

この章では、シルクに含まれる18種類のアミノ酸にはどんな働きがあるのか?簡単に説明します。


各アミノ酸の働き

では具体的にシルクに含まれるアミノ酸の組成率と各18種類のアミノ酸の特長を見てみましょう。
( )内は組成率

1、アラニン(28.12)
肌の水分保持やコラーゲン合成に働きかけます。

2、グリシン(37.15)
角質層作りに利用されるアミノ酸で肌のキメを左右すると言われれます。また肌の水分保持やコラーゲン合成に働きかけます。保湿作用、静菌作用、酸化防止作用があります。

3、チロシン(10.24)
肌の保湿成分。

4、セリン(12.76)
皮膚の潤いとキメに欠かせない細胞間脂質の原料となり、その合成に働きかけます。

5、アスパラギン酸(1.50)
水分を逃がさない保湿成分。

6、アルギニン(0.78)
くすみの改善やコラーゲンの形成に関与、肌をうるおし整える、肌老化の原因である酸化を抑える働きもあります。

7、グルタミン酸(1.51)
保湿成分としてキメの再生に役立ちます。

8、ヒスチジン(0.28)
肌の潤い、肌色改善、抗酸化作用があります。

9、リジン(0.39)
コラーゲンの形成に関与します。

10、バリン(2.63)
水分を貯めこむ保湿成分。

11、ロイシン(0.59)
皮膚細胞のエネルギー源、潤い保持やコラーゲン生成などの作用があります。

12、イソロイシン(0.76)
潤いキープやコラーゲン生成などの作用があります。

13、フェニルアラニン(1.00)
水分調整の保湿成分。

14、プロリン(0.55)
肌の潤い機能やコラーゲン生成に働きかけます。

15、トレオニン(1.31)
肌の保湿成分となります。

16、メチオニン(0.09)
コラーゲンの合成に関与、また抗酸化作用があります。

17、シスチン (0.03)
肌の潤い、そして抗酸化作用の働きがあります。

18、トリプトファン(0.31)
肌の潤いに働きかけます。

以上簡単に各アミノ酸の特長を簡単に説明しましたが、重要なのはそれぞれのアミノ酸は協力しあってこそスキンケアの役割を果たします。ですからバランスよく複合的に補うことが大事。

これは自然界の法則そのものです。


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文責:スキンケア化粧品の営業歴30年
新井貴信