商標権存続期間更新登録申請書の書き方、費用、送り先など
10年に一度の商標権の存続申請、10年も経てばやり方も費用も忘れてしまいます。
前回はぜんぜん知らない弁理士からDMが届き、「もうすぐSILK(シーエルケイ)の商標権がきれる」と気づかされましたが、今回は何も届かずで少し慌てふためきました。
6か月前から申請できるようですが・・・。
10年に一度、本当に忘れてしまいそうです。
知り合いのショップ仲間の失敗談ですが、商標権の存続申請を忘れ、気が付いた時には他者に商標を奪われたと嘆いておられました。
それを聞いた当時(今から7.8年も前のこと)、他人ごとではないと思い、メモ書きをして貼っていたのですが、いつの間にか剥がれていて、気づくのがギリギリで少し焦った次第です。
今回の申請手続きの手順を記録しておこうと思います。
まず商標権存続期間更新登録申請の費用について
前回2010年の5月時点では1区分48,500円だったのが、今回は38,800円と値下がりしています。
この支払いは現金ではなく『特許印紙』というもので、 郵便局などで扱ってますが、地域密着型の小さな郵便局では扱っていません。
私の場合は区の代表局でもある伏見郵便局。
電話にて扱っておられるのかを確認、前もって特許印紙38,800円分を用意していただき、約束の時間に窓口まで取りに行きました。
申請方法・やり方について
今回は下記のような書面の提出で申請をしました。
A4用紙、文字の大きさは12ポイントです。
※調べてみますと10~12ポイントと大きさは決まっているようです。
特許庁のページに様式見本があります。
ここまで出来たら、商標権存続期間更新登録申請書の送付です。
送付先は、
〒100-8915
東京都千代田区霞が関3丁目4番3号
特許庁 特許庁長官 様
5月18日(月)大安、縁起をかつぎなら書留で郵送します。
後は、特許庁から更新申請登録通知書のハガキがくるのと電子化にする為の費用、振り込み用紙が財団法人:工業所有権電子情報化センターから届くので支払いをするだけです。
金額は1900円でした(2010年度)
ハガキがどれくらいで届くのか、前回のを参考にして見てみますと
2010年5月21日に更新申請書を提出してから約一月後の6月30日のことでした。
次回の申請続きは2030年の5月です。
期間満了の知らせがこないので自己管理をしっかりしなければなりません。
2030年、3度目の商標権存続期間更新登録申請書が提出できるよう頑張ります。
【追記】
5月18日、更新登録申請書を発送した後の流れにつきまして。
6月2日、工業所有権電子情報センターから振込用紙が届き、電子化料金(1,900円+振込手数料203円)を郵便局から6月4日に振り込む
6月15日、特許庁より受領書のハガキが届く
これで無事、「商標権存続期間更新登録申請」の手続きが完了したことになります。
最終編集日:2020年6月15日
新井貴信