パッチテスト

更新日:2019年9月17日

簡易的なパッチテストのやり方

パッチテスト

始めて使用する化粧品をより安心して、より納得していただくためにも、

まずは「パッチテスト」をおすすめします。

「パッチテスト」とは、化粧品などに含まれる成分が肌に合うか合わないかを調べる皮膚アレルギー試験です。

本来なら皮膚科などで厳密に調べる試験ですが、ここでは自宅でできる簡易的なパッチテストのやり方を説明します。

配合されている成分が天然系であっても、また肌に優しい敏感肌用の化粧品であっても肌に合う保証はありません。

シルクパウダー100%で完全オーガニックであっても、まれに合わない方もおられます。

始めて使う化粧品につきましては、パッチテストをして、安心・安全を確かめてから使いましょう。

パッチテストのやり方

化粧水やクリーム、日焼け止め以外にもクレンジングや洗顔料もテストしましょう。

バッチテストの開始はお風呂上りからがおすすめです。

二の腕の内側に始めて使用する化粧品アイテムを10円硬化ほどつけていきます。

パッチテストをする部分

商品アイテムが4.5種類ある場合は、予めつけた場所がわかるよう目印をしておきましょう。

ボールペンで印をつけたり、バンドエイドのテープを細かく切ってそれぞれ貼るなど、クレンジング、洗顔料、化粧水、クリームなどつけた場所が時間がたってもわかるようにしてください。

クレンジングや洗顔料は100倍ぐらい薄めてから皮膚につけます。100倍希釈の目安として、米粒1粒に対し大さじ1杯の水で薄めてから塗ります。

塗ってから30分後

塗った部分に異常がないかチェックします。

赤くなっているかどうか?

かゆみがあるかどうか?

この時点で異常がある場合はただちに洗浄して洗い流してください

クレンジングや洗顔に異常があり、化粧水などは異常がない場合は、もう一度最初から化粧水だけを塗ってパッチテストを始めてください。

異常がなければそのままの状態でテストを続けます。

化粧品を塗っている部分には触れないようにしてください。

12時間後

24時間後

塗った部分に異常がないかチェックをします。

パッチテストは本来なら48時間以上は必要なのですが、2日間お風呂に入らない訳にもいきませんので、お風呂に入った場合は、化粧品類をつけた二の腕の部分は石鹸やボディソープで洗浄しないでください。

そしてお風呂上がりにもう一度同じ個所に同じものをつけて、あと一日(24時間)様子を見ます。

化粧品に配合されている何かの成分が合わない場合は、違和感、赤み、かゆみ、ひどい場合は発疹などの症状がでます

2日間(48時間)パッチテストをして皮膚に変化がない場合は、これから使用する化粧品による肌トラブルの可能性は低いと考えらます。

但し、顔の場合は二の腕以上にデリケートですので合わない場合がありますのでご注意ください。

また肌には恒常性(以前の状態に戻ろうとする働き)があり、今まで使用してきた化粧品に合わせた代謝をしています。

ですので、以前使用していた化粧品とまったく異なった化粧品を使用すると肌荒れを起こす場合があります。

特に洗浄の強いクレンジングや洗顔料から弱い製品に変えた場合

オイル系からオイルフリーに変えた場合は、肌荒れをする場合があります。

1日置きに以前使用していた化粧品と新しい化粧品を併用するなど、肌と相談しながら2週間から1ヶ月を目安に徐々に切り替えてください。

監修者:30年以上のベテラン化粧品営業師
新井貴信